2012年11月27日火曜日

YAMAHA YSP-4100でブルーレイのDTS-HDマスターオーディオ音声を再生


ブルーレイのパッケージを見ると、「DTS-HD マスターオーディオ」と書いてある事がある。パッケージの表示はそんなに気にする事はなかったが、どうやら「その音」が良いらしいと言う事と、YAMAHAのYSP-4100が「その音声」を処理(デコード)できるらしいとわかったので、せっかくなので試しに音を確認してみる事にした。

通常、映像・音声データは圧縮してディスクに記録して、再生する時に圧縮解除(デコード)して再生をします。通常は圧縮した時より音が悪くなるロッシー圧縮方式だが、DTS-HDマスターオーディオは、ロスレスという可逆圧縮タイプの記録方式のため、記録時の音が保持され、結果として音が良いというか忠実な音を再現できるという理屈です。

1.DTS-HD Master Audio対応のブルーレイを探す

今月発売&レンタル開始された「阿部寛」「上戸彩」が出ているタイトル(テルマエ・ロマエ)をピックアップしました。北野武(ビートたけし)の任侠映画「アウトレイジ」のブルーレイもこの音声に対応のようで、これはアマゾンで発注しました。


テルマエ・ロマエ【THERMAE ROMAE】  Blu-ray(ブルーレイ)  
 品番:TBR22390R/2012年度作品

音声1:日本語 dts-HD Master Audio 5.1ch サラウンド
音声2:日本語 dts-HD Master Audio 2.0ch サラウンド




2.プレーヤーとAVシステムは直接HDMIで接続すること。

■BDの再生:東芝 RD-BZ810
■テレビ:東芝 37Z2
■AVシステム:YAMAHA YSP-4100

× プレーヤ (HDMI)→ テレビ ←(HDMI) AVシステム
○ プレーヤ (HDMI)→ AVシステム (HDMI)→テレビ 

結論から書くと、プレーヤーをテレビにHDMI接続しても、テレビからAVシステムへは「dts-HD Master Audio」は流れませんでした。テレビの音声設定を「サラウンド優先」や「デジタルスルー」にしてもテレビで受信した音声(AAC 5.1ch)などであれば通すようだが、それ以外の音声はテレビの中でPCMになってAVシステムへ出ているようでした。よって、なんでもいいので音が出ればOKな方は、どんな繋ぎ方でもいいが、良い音を聞きたいのでプレーヤーはHDMI(バージョン1.3以上)のHDMIケーブルでAVシステムと接続しよう。


100円ショップで売っているHDMIのマークが入ったケーブルがあり、プレーヤ→AVシステム間の接続に利用していたら、テレビからプレーヤの認識(レグザリンク)が中途半端な状態となり、連動機器リストに表示は出るが、テレビからプレーヤに入力の切替時に選択しても、切替らない症状が発生。HDMIケーブルの抜差や、電源 OFF/ONでも治らず。結局しっかりとそれなりの値段で買ったイーサネット対応のHDMIケーブルにしたら認識しました。



3.ブルーレイを再生し、メニュー画面で音声を選択。


ブルーレイのディスクによって↑こんな感じの音声選択ができるようなので、今回は5.1chサラウンドを選択。



4.再生してAVシステムのディスプレイで音声を確認。

YSP-4100本体のディスプレイにdts-HD MA(マスターオーディオ)であることを示す表示が確認できました。
■ dts + HD + MSTR = DTS-HDマスターオーディオ信号入力中
■ dts + ES + MTRX = DTS ES matrixデコーダーを選択中
■ L /C/ R/ SL/ RL/ LFE の表示が5.1チャンネルを表している


5.テレビが受け取っている信号も確認してみよう。

再生中にテレビのリモコンの画面表示ボタンを押すと、テレビが受け取っている信号の情報を見る事ができます。

■HDMI1-2 東芝レコーダーRD-BZ810 HDMI連動
■x.v.Color 1080p フル
■水平×垂直画素数:1920×1080
■走査方式:プログレッシブ 
■垂直周波数:24Hz → 1秒間に24コマ?
■アスペクト比:16:9 → 画面の横:縦の比率
■色深度:36bit → 色情報の細かさ
■色空間:xvYCC 
■RGB/Y色差:YUV
■クロマフォーマット:4:4:4
■コンテンツタイプ:


6.YSP-4100の取説でディスプレイ表示の内容を確認

YAMAHA YSP-4100のディスプレイに表示されている記号は取説を見ると何となく分かる。


7.肝心の音はどんな印象か?

音響のマニアではないので詳しいことは分からないが、効果音が良く聞こえるような気がしました。5.1chなので、遠くで鳴っている効果音は本当に遠くから聞こえるし、クリアにはっきり聞こえます。2チャンネル音声だと、音が埋もれているような感じがするが、そういったことがなく、低音も出るべき所でしっかり良くでます。ビートたけしの「アウトレイジ」ブルーレイも届くので、次の休みに音を確かめてみます。




関連記事 : レグザZ2とHDMI(ARC)接続したオーディオで5.1chサラウンド音声をチェック。


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